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すでに東京都心では、1平方センチメートルあたり50個以上の「非常に多い」花粉を観測している所も。来週は気温が急上昇し、全国的に春の暖かさとなる見込みで、花粉の飛ぶ量が一気に増えるでしょう。外出前や帰宅後、しっかり花粉対策をした方が良さそうです。

東京都内ですでに「非常に多い」花粉を観測

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きょう24日(金)午後3時の花粉予想を見ると、曇りや雨の天気の割には、多く飛ぶ予想が出ていて、近畿から関東甲信では所々で「非常に多く」飛ぶ予想が出ています。

きょう24日(金)は、近畿や東海では雨が降っていますが、このあと夕方にはやむ見込みで、雨があがると花粉が空気中に舞い上がりやすくなるでしょう。雨でも油断せずに、対策が必要です。

東京都福祉保健局の情報によると、東京都内の花粉の観測値は、すでに18日(土)から20日(月)にかけて、千代田区や杉並区、大田区、青梅市など多数の地点で、1平方センチメートルあたり50個以上の「非常に多い」花粉を3日連続で観測していて、まさにピークの時期が近づいているといえます。

週明けは花粉が大量飛散

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来週は気温が急上昇します。特に、28日(火)と3月1日(水)は、全国的に春の暖かさとなる見込みで、花粉の飛び出しが一気に増えるでしょう。
福岡だけではなく、東京や大阪、広島などで「非常に多い」花粉が予想されています。

花粉症の方はなるべく快適に過ごせるように、外出前や帰宅後はしっかり花粉対策をした方が良さそうです。

今シーズン 関東甲信や東北太平洋側で例年比「非常に多い」

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21日(火)、日本気象協会は「2023年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測 第4報」を発表しました。

今年は例年よりも花粉の飛散量が多くなる所がほとんどで、特に関東甲信や東北の太平洋側では、「非常に多い」見込みです。
ピーク時期は、例年よりも長くなる可能性があります。

来週は一気に春めくとともに、花粉の飛散量が急に増える所も出てくるでしょう。まだ花粉症の症状が出ていない方も、早めの対策が必要です。

花粉が多く飛ぶ時間帯は?

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花粉が多くなる時間帯は、その日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなるといわれています。

これは早朝、日の出とともに雄花が開き、放出された花粉が風に乗って都市部にやってくるタイミングが「正午ごろ」であること、そして日中、上空高くまで舞い上がった花粉は日没のタイミングで地表付近まで降りてくるためと考えられています。