離婚に向け、数年前から水面下で準備を進めていたともいわれる鈴木。最近では雑誌の連載エッセーやインタビューで、娘たちのエピソードを語る機会も増えてきた。19年にわたり三姉妹にお弁当を作り続けた話などは、ママ世代に大きな共感を呼んだ。

「婦人公論」(2020年2月10日号)で、作家の林真理子と対談した際は、「なぜこれほど気を使って家族のために時間を使わないといけないんでしょう。えらいですよね、私たち女性は。(笑)」と家庭生活における本音を吐露。エッセーを書くのはリビング、台本を覚えるのは入浴時か車の中だと、自室がないことにも触れ、「(自分の部屋が)ないんですよ……。子どもはそれぞれ部屋があるのに、『あれっ、私は?』って思いますよね」と不満を漏らしていた。

「石橋さんが全盛期に比べてテレビでの露出を減らしている中での離婚発表だったので、『夫を見捨てた』と厳しい見方をされてもおかしくない状況でしたが、仕事も子育てもがんばる保奈美さんに同情の声があがるようになりました。離婚後も石橋さんが代表を務める芸能事務所に所属して芸能活動をしていることも大きいでしょう。実際に今も石橋さんとの関係性はそれほど悪くないようです。世論を味方につけつつ、離婚によるイメージダウンを最小限に抑えられたのは、彼女の戦略勝ちだったといえるかもしれません」(同)

 芸能評論家の三杉武氏は、鈴木についてこう述べる。

「鈴木さんは大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』で演じた赤名リカの天真爛漫な女性から、最近ではドラマ『SUITS/スーツ』シリーズで演じた敏腕弁護士のようなキャリアウーマンまで女優として着実にキャリアを重ねてきました。『SUITS』で27年ぶりに織田裕二さんと共演した際は大きなニュースになりましたが、ドラマ黄金期に活躍したトップ女優として話題性や注目度は抜群です。演技力はもちろん高いですし、今年は25年ぶりとなる舞台『セールスマンの死』への出演も決定しています。さらなる活躍が見られることは間違いないでしょう」

暮らしとモノ班 for promotion
「Amazonブラックフライデー」週末にみんなは何買った?売れ筋から効率よくイイモノをチェックしよう
次のページ
実は恋多き女性だった