――中国版のツイッターと呼ばれる「微博(ウェイボー)」では1990万人のフォロワーがいます。

時代の流れに乗った感はあります。いまアカウントを開設しても当時ほどではなかったと思います(笑)。フォロワーの数字を目の当たりにして、こんなに私のことを知ってくれている人がいるんだと思って。初めて中国のイベントに出たときに、日本じゃ考えられないぐらい人が集まったんです。モーターショーだったんですけど、広い舞台の上から、「人の海ってこういう光景なのか」って感激(笑)。1万人くらい集まって、「何これ、私のために集まったの?」みたいな。これを目の当たりにして、その瞬間に中国で頑張りたいと思いました。

――蒼井さんが過去に出演した作品を子どもが目にする日が来るかもしれません。その時が来たらどう対応するか、今の時点で考えていることはありますか?

どうかなぁ。「映像古い」「え、これ本当にお母さんかな」ってなるかな。男の子なので、絶対そういう映像を見ると思いますけど……どう思うかな。そこに不安があるわけではない。ただ、それが理由でいじめられたり、いじられて本人がダメになったりするようなら、その時に対応していこうかなとは思っています。こっちから、「こういう仕事していたんだよ」ということを話す必要もないかなと思いますし。「蒼井そら」という名前は、生活の中にあるし、これからも付いてくるし、やっぱ「そら」で知っている人からは「そらちゃん」って呼ばれるので、子どもが「『そらちゃん』って何だろう。お母さんって名前が2つあるの?」っていう感じになるのかな。それで調べると出てきちゃいますしね、どういう反応するんでしょうね。

――双子ならではのエピソードはありますか?

最近、やっと2人で遊ぶようになったなって感じがします。前はそれぞれが「ママ!」「ママ!」って呼んで手がかかって大変だったんですけど、保育園に通い始めたからなのか、1人でも遊べるようになったし、2人でじゃれあったり、手をつないで歩いていたりとかして、お互いの認識がはっきりしてきたなという実感があります。あと、「僕が抱っこしてもらう」みたいな感じで、バーッと走ってきて競争している感じも出てきました。やっと少しずつコミュニケーション取れるようにもなってきました。でも、まだ外出とかは本当に地獄ですよ(笑)。もう右と左に行っちゃう。どっちから追いかけようってなるので、追いかけるっていう選択肢になる前に、つかんでおくっていう感じ(笑)。いま、言葉の発達中なので言い間違いもかわいいです。

――どんな言い間違いですか。

「どんぬい、どんぬい」って言っているんですけど、「どんぬいって何だ?」と思ったら、どんぐりの事だったんですよ。あと「ゆいまーま」っていっていて、何かと思ったら、建物の横に大きな雪だるまのオブジェがあって、それを見て「雪だるまかい!」ってなる(笑)。それを推測して当てるゲームになっています。それが今は、楽しい時期です。

(AERAdot.編集部・岩下明日香)

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