景気よく大盤振る舞いは威勢が良くて評判になるが、初競りの価格が過熱することは決して良くないと、山口社長は警鐘を鳴らす。

「あまり値段が高騰すると、漁師さんの判断で海に出て行くので、ムリをして事故やケガにつながりかねない。厳しい環境の中で働いている漁師さんにも、みんながいい形でうるおうように、続けていけたらと思います。初競りは縁起ごと、祝いごとで、日本に伝わる素晴らしい文化なんです」

  一番マグロは6日、ハワイ、ロサンゼルス、ニューヨークにも出荷する予定。寿司店もコロナ禍が2年間続き、疲弊している。そんな中、久々の明るいニュースだったのは間違いない。(AERAdot.編集部 上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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