先日、消防士の男性がYouTubeでゲーム実況チャンネルを運営し、115万円の収益を得ていたとして懲戒処分を受けたと報道されました。公務員は副業が制限されている職業です。副業としてYouTubeに取り組む場合、副業規定について確認や把握をしておくことは大切です。
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YouTubeの動画にも、YouTubeが定めたガイドラインやルールが多くあります。ガイドラインに違反するとチャンネルが削除される恐れもあるため、「ルールを把握し、守る」ことは、YouTuberとしても非常に大切なことです。コロナ禍で、YouTubeに参入した人々も増えました。副業としてYouTubeに取り組む方々も増えました。収入源を複数もつことで、経済的なリスクも分散され、ポートフォリオは盤石になります。
そもそも、なぜ副業YouTuberであることがバレてしまうのでしょうか。顔や声を出していたり、部屋や服装などから身元がバレるパターンもありますが、多くは知人や友人にチャンネルのことを話したことが原因だと思われます。今回のケースでも市に対して通報があったそうです。チャンネルを作成して、動画を投稿しても、最初は全く再生回数が伸びない時期があります。この間に、少しでも再生を増やそうと知人や友人にチャンネルのことを話す人もいます。また、チャンネルが伸びてきた頃に、承認欲求やちょっとした自慢話で、チャンネルのことを話してしまう場合もあります。
所属している会社が副業を認めている場合でも、基本的には秘密にしておくのが最も平和に過ごせます。YouTubeに限らず、ブログやインスタグラムやTikTokなどの活動をしている場合も同様です。自分の愛用品や服や化粧品などをレビューしてアフィリエイトするブログを運営していた知人は、顔を出していなくても服や靴の写真で身元がバレました。服は、顔を出さなくても全身コーディネートなどの写真をアップして人気になると、外出先や旅行先で見知らぬ人にも声をかけられるようになるため、身バレを防ぐためには撮影用と普段用は区別するなどの工夫が必要です。YouTubeでは、顔や声を出さず、自分の姿や部屋などが映らないジャンルであれば、よほど個人的なことを配信しない限り、職場の人や知人や友人に気づかれることはないと思います。