「藤原といえば日本人離れした抜群のスタイルとギャップのある天真爛漫なキャラクターで人気を博し、2000年代前半は10本以上のCMに出演しました。初主演作となった『ナオミ』をはじめ、『ハッピーマニア』、『昔の男』など話題となったドラマへの出演が続きました。しかし、どこか高飛車にみえるイメージに加え、陣内智則との離婚、そして“略奪婚”とも報じられた片岡愛之助との再婚、さらに最近では効果が疑問視されている水素水を過剰に宣伝していたことなどもあり、世間の印象はお世辞にも良いとはいえなかった。恒例の『週刊文春』の『女が嫌いな女ランキング』では2017年ごろまでは上位に入っていました」(女性週刊誌の芸能担当記者)
■女性誌は「三田寛子を超えた」と絶賛
しかし、「梨園の妻」になって5年がたち、周囲の見る目も変わってきたようだ。『女性自身』(2021年7月13日号)は、「藤原紀香 贔屓筋も絶賛のすご腕接遇術“三田寛子超え”の声も」という記事を掲載。義理の父親で人間国宝にもなった片岡秀太郎(享年79歳)が生前、結婚に際し「3年しかもちませんわ」と周囲に漏らしていたそうだが、ここ2~3年は「できた奥さんだ」と認め、最期には感謝の言葉を口にしていたという。何百人もの贔屓筋の個別情報を藤原は頭の中にインプットしており、顔を見ただけで名前や情報を思い出し、会話しているとか。同記事によると、彼女が来場する愛之助の公演の入場者数は、来場しないときと比べ2割り増しになるというから驚きだ。
「正月にアップされた藤原さんのインスタグラムでは、白味噌の雑煮を作ったところ、愛之助さんが5杯もおかわりしたことを報告していました。また、以前出演したテレビ番組で、愛之助さんが自宅では服を部屋中に脱ぎ散らかしていることを明かしていたのですが、『楽屋のクセだと思うから、あまり(片付けてあげることが)嫌とは思わない』とあっけらかんと話していました。以前ならバッシングが起きそうなノロケネタですが、SNSでは『いい奥さん』と評判はうなぎのぼり。梨園の妻としてしっかり役割を果たす姿が知られるようになり、世間の評価が変わっているのを感じます。50歳になり、その貫禄ともともと彼女の持っていたキャラクターが違和感なくハマり、受け入れられたということでしょう」(同)