「不溶性は大豆や雑穀、ゴボウなどの根菜類、水溶性は海藻やオクラ、山芋や里芋などに多く含まれています。あとは、バナナやリンゴといった果物を食べるのもお勧めです。バナナは食物繊維のほか、腸内の善玉菌の餌となるオリゴ糖を多く含んでおり、腸の働きを活発にしてくれます」

 食事の内容だけでなく、食べ方や量も意識したい。

「できるだけ、よく噛んで食べてください。噛むほど唾液と食物繊維がよく絡んで、お通じがよくなります。それから便通は、便の重さが腸に刺激を与えることで促されます。食事量が少なくなると、排便回数が減って便が硬くなってしまう。朝昼晩と、1日3食きちんととりましょう。さらに1日あたり1.5リットルの水分をこまめにとるようにすると、便を軟らかく保つことができます。飲み物は緑茶よりも、水か、麦茶などノンカフェインの飲み物のほうがいいですね」

(ライター・澤田憲)

週刊朝日  2022年2月4日号より抜粋

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