
多くの魚にみられるのが、「まっすぐ前を向いている」タイプで、餌や生態に合わせて、いろんなタイプの口があります。
マグロなどは、泳ぎながら口から海水を取り込み呼吸をしていますので、海水を取り込みやすいよう、体の正面に口があり、常に口を半開きにして遊泳しています。
また、磯の底物釣りで人気のイシダイやイシガキダイは、ウニや貝などをバリバリとかみ砕いて中身を食べてしまうほど硬くて強い、歯と一体となったくちばしのような口を持っています。

他の魚のような柔らかい口ではないので、イシダイ釣りの際に「早合わせは禁物」と言われるのも納得ですね。
また、雑食性の代表とも言えるクロダイの歯は、人間のように餌をかみ切る前歯と、すりつぶす奥歯に分かれています。
「上向きについている」タイプは、ヒラメやスズキ、ガシラなど、下方から他の魚を捕食する魚に多い形で、驚くほど大きく開くものも多いです。
余談になりますが、カレイとヒラメを見分ける方法に、「左ヒラメに右カレイ」というものがありますよね。目を上にしておいた時に、顔が左にあるのがヒラメで、右にくるのがカレイという見分け方です。
でも実は、ヌマガレイというカレイの仲間は、かなり高い確率で、顔が左にくるそうです。
そんなややこしいヒラメとカレイですが、口の大きさと形をみれば、ほぼ間違えることはないそうです。主に海底にいるゴカイなどを餌にしているカレイの口は、おちょぼ口で、可愛い顔をしています。
一方、海底に潜んで、他の魚を捕食しているヒラメの口は大きく、口の中にも鋭い歯が並んでいて、鬼のように怖い顔をしています。
鬼といえば、2月3日は節分ですよね(ちょっと強引だったでしょうか)。
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今年の恵方、北北西へ向かって、精いっぱい口を大きく開いてかぶりついて、今年一年の福を願ってみてはいかがでしょうか。


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