「医師としてミクロな視点で目の前の患者さんを診ることはとても重要ですが、そこで気づいた社会問題にどう向き合うかも大切だと考えています。僕自身の今後のテーマは、医療の問題を社会問題に昇華させること。マクロな視点をもち、社会に発信していく役割を果たせたらと考えています」
今西洋介(いまにし・ようすけ)/石川県金沢市生まれ。2006年富山大学卒。船橋二和病院、石川県立中央病院新生児科、りんくう総合医療センター小児科を経て、15年から大阪母子医療センターに勤務し、新生児科医長を務める。18年から大阪大学公衆衛生学博士課程在籍。マンガとドラマ「コウノドリ」の医療監修も行っている。
(文/上野裕子=ピークス)
※週刊朝日ムック『医者と医学部がわかる2022』から抜粋