ハーバード大に進学したあとも、寮の自室ではなく、広く開放的な食堂や図書館で勉強していたという。
「寮の食堂には友達が自然と集まってきて、いつも一緒に勉強していましたね。とにかく課題の量が多かったので、日中に授業に出た後、夜から明け方まで勉強することが珍しくありませんでした。同じ空間でやっていると負けられないし、眠くなっても寝られない。でも本当に寝たいと思ったときには誰かに頼んで起こしてもらう。友達と交代で15分程度の仮眠をとることもありましたね。そういう意味でも、部屋にこもるより、広い空間で集中するほうが向いていた気がします。いまも実家に帰ると、やっぱりリビングで仕事をしているんですよ」
(構成/中村さやか)