ここで取り上げた以外にも、名馬が多かった世代はもちろんあるし、見る人によって思い入れのある年は違ってくるだろう。オールドファンならばTTG(トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラス)と呼ばれた3強が古馬になってからも主役を張り続けた76年世代や、短距離マイル路線でサクラバクシンオー、ニシノフラワー、シンコウラブリイ、トロットサンダーらを出した92年世代(中長距離にはライスシャワーもいた)、98年世代から競馬に魅せられたファンたちならば、アグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、クロフネが揃った01年世代も印象深かったはずだ。
最強世代はファンの数だけ存在する。あなたが最強だったと思う世代はどの年ですか?(文・杉山貴宏)