ところで、小室さんはいま、どのようなビザで滞在しているのだろうか。この男性は「小室さんはフォーダム大を卒業した時に、OPT(オプショナル・プラクティカル・トレーニング)をとっているのでは」と推測する。
「OPTとは学生ビザ(F-1)の延長みたいなもので、専攻した分野を活かしてアメリカの企業でトレーニングを受けながら働くこと。通常は1年間の期限があります」(同)
さて、小室さんが司法試験に合格したら、どんな仕事に就けるのだろうか。
「独立して自分の事務所を持つ人はまずいないです。ニューヨークには日本人の弁護士さんはたくさんいますけれど、たいていは日系の銀行や証券の法務、コンプライアンスなどで働いていますね。小室さんの場合は、まず今働いている法律事務所と相談することになるでしょうね」(同)
もし、小室さんの再挑戦が不合格の場合はどうなるのか。
「OPTが切れると、一度、アメリカを出ないといけなくなりますが、OPTを延長できる場合もあります。私の知っているケースでは、どうしてもアメリカにいたいと、大学に舞い戻った人もいますよ。その場合は、また学生ビザとなります」(同)
そうすると推定で月額約50万円とされる家賃のほかに、大学の学費までかかり負担が大きくなってくる。ただ、逆に言えば、お金があれば方法があるというもの。
「何の仕事のない人でも、おカネさえあればニューヨークには住めますよ。家賃は1年分前払いすればいいんですから」(同)
ビザと仕事とお金が何とかなったとしても、ついて回るのは安全面での心配だ。2月10日には、小室夫妻が住む、マンハッタンのヘルズキッチンのマンションの近くで銃撃事件が起きた。
市の衛生局に務める男性職員の15歳の娘が元カレとその兄弟に声をかけられたのがきっかけ。娘に呼ばれた父親と兄弟が口論となり、父親は太ももに銃弾3発を撃たれ、病院に搬送されたという。現地のテレビや新聞でも一斉に報じられた。
「小室夫妻が住んでいる場所というのはもともと治安が悪いところなんです。マンションの近くは川で、川沿いは倉庫が並んでいて、夜は人通りが少ない。ニューヨークはどこで何があってもおかしくない。発砲事件なんて普通にありますからね」(同)
眞子さんも仕事を探しているという。小室夫妻は幾多の試練を乗り切れるのか。圭さんの司法試験の結果は4月末ごろ発表される。(AERAdot.編集部 上田耕司)