清原和博氏
清原和博氏
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 各球団が春季キャンプを行っている沖縄。雨が降りしきる中、交通事故が発生した現場で人命救助を行った大男がいた。正体は清原和博氏だった。

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 報道によると、23日正午に沖縄セルラースタジアム那覇に近い交差点付近で乗用車と大型スクーターの接触事故が発生。清原氏は友人と共に車でこの事故現場を通りかかると、即座に人命救助に動いた。大型スクーターを運転していたと見られる男性が路上で倒れていたため、安全な場所に運んだ。さらに大型スクーターが損傷して路上に散らばった破片を取り除くなど、交通に支障が出ないように雨が降りしきる中で機敏に動いた。

「事故現場は交通量の多い道路で、現場に居合わせても救助活動できるかと言ったら足がすくんでしまう。清原さんは凄いですよ。しかも車にあった傘を被害者の女性に差しだして、自分は雨に濡れたままだったと聞きます。こわもてのイメージがありましたが、一気に好きになりました」(現場近くの飲食店で働く30代男性)

 清原氏は前日の22日にPL学園の後輩・立浪和義監督が就任した中日の沖縄・北谷キャンプを訪問。春季キャンプを訪れるのは8年ぶりだった。翌23日は同じくPL学園の後輩・片岡篤史2軍監督が就任した沖縄・読谷キャンプに向かう際に事故現場に遭遇した。救助活動を行い、午後2時48分に中日の二軍キャンプ地に到着したという。

 ネット上では「素直にカッコいいと思います。とっさに出来ることではないし、ましてや今から仕事が入っているという時に見知らぬ人を助けるというのは相当覚悟もいると思います」、「自分が同じシーンに遭遇したらやるべきと思っていても出来ないかもしれない。仕事があるからとか言い訳つけてやらないかもしれない。清原さん凄いよ。見習うよ。かっこいいよ」と称賛の声が相次いだ。

 現役時代は「番長」のニックネームでこわもてキャラが定着していたが、西武の球団OBは「そんなキャラクターじゃないですよ」と否定する。

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