4月からスタートするNHKの生活科学情報番組「あしたが変わるトリセツショー」で、女優の石原さとみ(35)がMCを務めることが発表された。同番組は毎回異なるテーマを選び、実験や調査によって発見した新情報を伝えるという内容で、27年間放送された「ガッテン!」の後継番組という位置付け。石原は情報番組のMC初挑戦となる。
1月に第1子の妊娠を発表し、春頃の出産が予定されている石原。新番組には体調と相談しながら出演していく予定とのことだが、早期復帰による身体への負担を心配する声もある。同時に、初めてMCを務めることに関して、疑問視する向きも少なくない。女優としては華々しいキャリアがある一方、MCについては目立った実績はないからだ。SNS上では「石原さとみMCの番組とかすごい楽しみ」と期待の声もある一方で、「自分以外を立てられるのか?」「司会で話広げられるイメージない」など、不安視する声も散見される。
「生活情報番組ということもあり、庶民感覚を持つことは大切でしょう。料理好きで知られる石原さんですが、昨年放送されたラジオ番組では、毎日レシピを考えるのが大変なので、『あらかじめ1か月分の献立表を作っている』と告白。考える時間やストレスがなくなるとオススメしていましたが、視聴者の中には『庶民なので、その日その日で安いもの買って作るから献立決まったら食費高くなる』『金持ちだからできること』など、賛同しない人もいました。料理をすること自体は好感が持てますが、やはりMCという立場上、視聴者と同じ目線に立つということを意識したほうがいいでしょう。過去には、『芸能界を干された時のために看護師の勉強をしている』という趣旨の発言をバラエティー番組でして、『看護師なめてんのか』と一部からブーイングが起こったこともあります」(テレビ情報誌の編集者)
たしかに、庶民感覚が薄いMCには、視聴者から上から目線だと捉えられがちで、不快感を抱かせることになりかねない。さらに、「いつもの役のようなテンションでMCをやると、好き嫌いが分かれてしまうかも……」と言うのは、バラエティー番組を多く手掛ける放送作家だ。