3月いっぱいでNHKの報道番組「ニュースウオッチ9」を降板する和久田麻由子アナウンサー(33)。同局のエースと言われる和久田アナだが、今後は特集やナレーション番組を担当していくと発表された。
「大人気の和久田アナが一転、レギュラーなしになったのは驚きました。フリー転身説や妊娠説、さらにもうひとりのエースである先輩の桑子真帆アナによる根回し説など、さまざまな報道がありました。今回のNHKの大改革では、職場の性差解消や労働環境の改善などもテーマになっているので、それも関係しているかもしれません。彼女に癒やしを求めていた視聴者からは“和久田ロス”の嘆きが聞こえてきそうです」(週刊誌の芸能担当記者)
東京大学を卒業し、2011年に入局した和久田アナ。昨年は東京2020オリンピックで開会式の中継を担当、大みそかには紅白歌合戦の司会も務めるなど、最近はNHKの“顔”だったといっても過言ではない。知的なうえに華もあるため視聴者からの人気も高く、「ニュースウオッチ9」降板についても、SNSでは惜しむ声が目立っていた。
和久田アナについて、テレビ情報誌の編集者はこう分析する。
「まず、チャラチャラしていないところがいいですね。例えば、自身の就職活動ついて、以前インタビューで『どんな会社で働けば世の中の役に立てるか』ということを想像しながら就職活動をしていたと話していました。業界や職種を絞らず、企業の社会的役割や社風など、ひかれるものを感じた会社を受けて、放送局はNHKだけを志望したといいます。とにかく“アナウンサーありき”で、ひたすらテレビ局を受ける女子アナとは違い、地に足がついています。アナウンサーを志望した理由について、『ナレーションに興味があった』とNHKの採用サイトで明かしていました。言葉の表現だけで制作者の思いを明確にしつつ番組の雰囲気を上げることができる、職人技のような部分に憧れたそうです」