昨オフは新外国人でメジャー通算46勝右腕のマット・シューメーカー、同通算28勝右腕のマット・アンドリース、米国独立リーグで2年連続MVPのアダム・ウォーカー、メジャー通算96本塁打のグレゴリー・ポランコを獲得したが、FA補強は参戦していない。

「FAの戦力補強で球団に当てはまるピースが見つからなかったのと、現有戦力を底上げすれば十分に戦えるという思いがあったのでしょう。昨季はウィーラーを除く外国人野手が1年間稼働しなかったのが想定外でした。ボランコはパンチ力と俊足を兼ね備えた選手なので日本野球に順応できれば、打線の起爆剤として得点力アップにつながる。ウォーカーも粗削りですが爆発力を秘めています」(スポーツ紙デスク)

 セ・リーグで抜きんでた戦力のチームはない。巨人は優勝争いの中心になる可能性が十分あるが、オープン戦のような投打がかみ合わない試合が開幕に入っても続くようだと、そのまま沈んで下位に低迷する恐れもある。昨オフに新たに3年契約を結んだ原辰徳監督が球団史上最長の16年目のシーズンに向け、どん底状態のチームをどう立て直すか。(安西憲春)

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