現地での取材を終えたメーガンさんは、ユリナ氏と何人かの子どもたちを連れて数時間姿を消した。それは、自分のブログに掲載する写真を撮影させるためだった。ユリナ氏は、衣装もメイクも完璧に仕上がったメーガンさんが子どもをハグするシーンの撮影に彼女が満足のいくまで、何時間も費やさないといけなかった。メ―ガンさんはこれらの写真を自分のウエブサイト「Tig(ティグ)」に公開し、ルワンダの難民キャンプでボランティアをした、と説明した。「私の時間はハリウッドと人道主義活動に分かれる。私はその両方を手放さない。実際それらは世界で共存しているのだから。こうした仕事は私の心の糧になっている」と続けた。
この映像のプロデューサー、ブレンダ・スルミンスキーさんはルワンダに同行しなかったが、メーガンさんの行動を知ってショックを受けたと語る。「荒れ果てたアフリカの村を背景に、子どもを加え、ファッション撮影を行うその神経に、ただ驚いた」と述べている。
この本について、ヘンリー王子とメーガンさんは一切コメントしないとの声明を出した。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
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