しかし歯車が狂ったのはこの後だ。同1月4日のサンアントニオ・スパーズ戦からリーグの安全衛生プロトコル入りし4試合を欠場。年が明けた1月11日のフェニックス・サンズ戦で復帰を果たすが、ここからはローテーションを外れプレータイムが激減した。

 レギュラーシーズンは38試合の出場でプレータイムは平均11.7分。4.3得点、2.4リバウンドのアベレージと昨季とほぼ同じスタッツとなったが、やはりプロトコル入り前後では活躍の度合いが雲泥の差となった。

 ラプターズは4月16日のプレーオフ1回戦でフィラデルフィア・76ersと敵地で対戦する。シーズン後半の渡邊を見ていると、出場機会が限定されベンチを温めることが多くなることが予測されるが、限られたチャンスを生かせるかは本人次第。いずれにしても自身初のプレーオフを今後の糧にしてもらいたい。(文/田村一人)

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