※写真はイメージ(GettyImages)
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 ジャニーズJr.の人気グループTravis Japanが無期限の“アメリカ武者修行”をスタートさせた。最年長メンバー、川島如恵留が渡米直前の思いを語った。AERA 2022年4月18日号の記事を紹介する。

【写真】単独表紙を飾った川島如恵留

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――Travis Japan(以下、トラジャ)は、マイケル・ジャクソンの振付師を務めたトラヴィス・ペイン氏が故ジャニー喜多川氏とともにメンバーを選出したことでも知られる、ダンス力に定評のある7人組グループだ。メンバーの増減はありつつも今年で結成10周年。寅年でもあり、ファンからはデビューへの期待が高まる中、アメリカ留学へと踏み切った。

ずっと何かが足りない

川島如恵留(以下、川島):驚かせてしまいましたが、僕らの総意として、ずっとエンターテインメントの本場、アメリカで学びたいという思いがありました。2020年の春ごろから、その思いを事務所の方々に伝えて話し合ってきたんです。でも、行って満足して帰ってくるだけだったら、新しい境地にはたどり着けない。成果を出さないと帰ってこられない、背水の陣、くらいの気持ちで行かないとダメだと。そのためには期限を決めないで行こうと。そうなると日本でのお仕事は一旦、すべて休止しなければいけませんし、様々な調整を昨年の夏ごろから始めて、やっと3月3日、僕らのインスタライブで発表することができました。ファンのみなさんに早く言いたいけど言えなくて心苦しかったです。

――19年からは、彼らが主演する和のエンターテインメント舞台「虎者-NINJAPAN-」が始まり、川島は高学歴を生かして「ジャニーズクイズ部」の一員としても活躍中だ。さらに何をスキルアップしたいのか。

川島:川島如恵留を起用したいと言ってくださる方に恵まれて、その都度、試行錯誤しながら一生懸命に取り組んできました。でも、ずっとどこかで「自分たちには何かが足りない」という思いがあったんです。もっと自分たちだけの輝くものを身につけないと先に進めないというか。そういう意味で、ずば抜けたダンス力という武器を手に入れたいと思ったんですね。ジャニーズのダンスって、ある種、特殊なジャンルとして完成されていると僕は思う。ジャニーズってオールラウンドにダンスや歌、お芝居とかいろんなことをやるじゃないですか。ダンスも同様に、いろんなジャンルが複合されたすごいコンテンツになっていると思うんです。その中ではまぁ、ある程度できる自信はあります。でも、一つ一つのダンスに特化した基礎力は、僕ら、全然足りてないんです。

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