浅野ゆう子 (撮影/写真映像部・加藤夏子)
浅野ゆう子 (撮影/写真映像部・加藤夏子)
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 13歳のデビューからおよそ半世紀に渡って活躍する浅野ゆう子さん。「トレンディードラマの女王」当時のこと、プライベートの話まで、作家・林真理子さんが迫ります。

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浅野ゆう子が三宅裕司の楽屋強襲 舞台出演を熱望した意外な理由】より続く

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林:浅野さん、13歳でデビューしたんでしょう? ということは50年? 半世紀?

浅野:来年50周年なんです。

林:ついこのあいだヘアバンドした脚の長い女の子がデビューしたと思ったら、あれから半世紀。

浅野:アハハハ。

林:昔、人気があった女優さんが「あの人はいま」みたいな感じで週刊誌なんかに出てるとすごく悲しいけど、浅野さんはずっと第一線で活躍なさってて、すごいですよ。自分でもここまでやるとは思わなかったですか。

浅野:ありがとうございます。こんなに長くお仕事させていただけるって、望んでもできないことですから、うれしいことは確かです。

林:浅野さん、最初は歌手として売れてましたよね。

浅野:いえいえ、歌は上手な方が毎年どんどん出てらっしゃったので。芝居一本でやっていきたいと思ったのが20代中盤でした。それから3、4年でいいお仕事を頂戴できて、人生がとても楽しくなったんです。それからは、もう生き急いでるのではないかと言われるぐらい仕事をさせていただいていましたね。

林:W浅野(浅野ゆう子・浅野温子)主演の「抱きしめたい!」(1988年)は、トレンディードラマの代名詞になりましたもんね。でも、そのあとちょっと疲れちゃったなと思うことありました? あの役が大きすぎて、その反動がきたりとか。

浅野:それはありませんでした。あのときまでそんなに大きな仕事をしてきたタイプではなかったので、うれしくてありがたくて。私にとっては、むしろあそこから青春も人生も動きだしたような気がしています。

林:そうなんですか。お母さん役もやられたりしてましたっけ。

浅野:やりました。

林:でも、難しいですね。お母さんにしては妖艶だし、普通の気さくなお母さんっていうイメージ、まるでないですよ。

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