憲武さんから教えてもらったのは「反省しない」です。あの人、ホント、反省しないんですよ(笑)。同じく親しくさせてもらっているヒロミさんも、憲武さんについて、「ノリちゃんは反省しないよね。先のことしか考えていないから」って言っています。
憲武さんは才能あふれる人で、今日も憲武さんがフルオーケストラを従えてヒット曲を歌うライブ「木梨憲武交響楽団」を鑑賞しに行きます。憲武さんは「遊びを仕事にしてしまえばいい」と話し、そうすれば仕事が遊びなんだから人生が楽しめると。
憲武さんは遊びが仕事、仕事が遊びなので、本当に人生を楽しんでいる。そして、憲武さんの周りにいる人たちみんながハッピーになっていく。生き方が上手なんですよね。憲武さんは60歳のオッサンですが、本当にいつも楽しそう。憲武さんのこうした姿は、僕が40代半ばで仕事が一時的に減った時、自分を嫌なオジサンにしないでくれたと思っています。
憲武さんと知り合っていなかったら、反省を繰り返し、先のことを考えずくよくよして、所属事務所のサンミュージックに「俺の仕事はどうなってんだよっ!」って、食ってかかっていたかもしれない(笑)。冗談は抜きで、嫌なオジサンになりかねないのを救ってくれた。
一方、石橋貴明さんは、タイプで言うと僕に似ているところがある。仕事に関して「計算」ができる人。貴明さんとも飲みに行きますが、くだらない話をしていることもあるけど、「こういう企画をやったら数字はどうか」という真面目な話をします。
貴明さんがすごいのは記憶力! 帝京高校野球部出身で野球に詳しいのはよく知られていますが、野球だけでなくサッカーもゴルフもとにかく詳しい。野球は日本のプロ野球だけでなくメジャーも詳しいです。しかも、そのデータの蓄積がハンパない! 僕の趣味のひとつでもある競馬も貴明さんは詳しくて「何を買った?」とか話します。
そんな貴明さんから学んだのは、他人に話せるくらいデータを蓄積し、好きな物を突き詰めるのは素晴らしいということ。僕はソフトバンクホークスファンですが、貴明さんほど語ることはできない。でも、データを見て話しをすると面白いんですよね。今シーズンはYouTubeで「カンニング竹山のとべとべとべホークス」をホークスファン3人で細々とやっています。