放送作家・鈴木おさむさんが、今を生きる同世代の方々におくる連載『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は、マスクを外すタイミングについて。
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今年のゴールデンウィーク、あきらかに去年よりも観光地に外出している人の数が多いなと体感している中、マスク着用について考える。
先週、息子と海に貝取りに行ってきました。着いたのは朝9時半。早かったのでそんなに人は多くなかったですが、かなりの快晴。
僕はマスクをして、息子はマスクを外して貝取りをしました。人が密集するような状況じゃないし、人と十分な距離を取れるので、息子はなくてもいいだろうと判断しました。
それに、かなり日が照りそうだったので、熱中症が怖いなと思い。
息子も僕も膝(ひざ)まで海に入り貝取りを楽しむ。少し時間がたってくると、日がかなり強くなり、マスクをしている僕は呼吸が苦しくなってくる。
近くに人いないし、マスクを外してみた。すぐ近くに人はいない。だけど、10m先くらいにはいる。お互いに顔は認識できるくらいの距離。
なんでしょう。このマスクを外している罪悪感。10m先の家族は全員マスクをしていました。うちはしてない。もちろん何も言われてないし、渋い顔をされてるわけじゃないけど、なんか小さな罪を犯している感じ。
だけど、あのままマスクしてたら明らかに辛くなっていたよなと思うのですが。
夏が近づいてきて、外出する人も増え、そろそろマスクとどう向き合っていくのか?を色々なメディアでも言っていく必要があると思う。
僕がやっている文化放送のラジオ「おとなりさん」では、このマスク問題に対して、厚生労働省のHPを紹介した。見てみると、マスクの着用について、
「マスクは飛沫の拡散予防に有効で、『新しい生活様式』でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています」と始まっている。
だが、そのあとに、「ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう」と書いてあるのです。