ゴルファーの丸山茂樹氏は、最近行われたツアーのコースについて語る。
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国内女子ツアーの「ほけんの窓口レディース」(5月13~15日、福岡・福岡CC和白コース)は、渡邉彩香(あやか)さん(28)が高橋彩華(さやか)さん(23)とのプレーオフを制して、ツアー5勝目を挙げました。
プレーオフ2ホール目に15メートルのバーディーパットを決めて、勝負あり。今シーズン4度目の最終日最終組で、ようやく勝ちきれましたね。
去年の2月に結婚してからは初優勝ですか。ご主人は埼玉栄高校の同級生で柔道をやってる方なので、アスリート同士、お互いにいろんな意味で理解しあえてるんだと思いますね。
さて、米PGAツアーの「AT&Tバイロン・ネルソン」(5月12~15日、テキサス州マッキニーのTPCクレイグランチ)は、韓国の李京勲(イキョンフン・30)が逆転優勝。この大会2連覇を果たしました。
松山英樹(30)はトップに7打差の18位から出て、最終日は1イーグル、9バーディー、1ボギーの62。通算24アンダーで3位でした。英樹は1日2桁のアンダーを出したのが初めてみたいで、「ちょっとうれしい」とコメントしてました。
確かに英樹もよかったんですけど、今回は1日10アンダー以上が5回ありますから、ちょっと簡単すぎたんじゃないですかね。TPCコースってのはPGAが運営してるんですけど、宣伝用に使った感がないこともないですね。
地元テキサス州ダラス出身のジョーダン・スピース(28)は1打及ばず2位でした。テキサスでの試合はやたら強いですよね。地の利があるんでしょうね。気候にも芝にも慣れてますからね。
国内男子ツアーの「アジアパシフィックダイヤモンド・カップ」(5月12~15日、茨城・大洗GC)は、今平周吾(29)が今シーズン初優勝で全英オープンの出場権も手にしました。
1年に2、3回しか連絡を取り合わないんですけど、「おめでとう」って送ったら、何一つ肉付けのない「ありがとうございます。頑張ります」が返ってきました。ハハハハ。会うとしっかりしゃべる男なんですけど、メッセージのやりとりでは常にこんな感じです。