巨人の中山礼都(球団提供)
巨人の中山礼都(球団提供)

 巨人のニューフェースたちが躍動している。投手陣は堀田賢慎(21)、戸田懐生(21)、赤星優志(22)、大勢(22)、平内龍太(23)、山崎伊織(23)と4月にプロ初勝利を挙げた投手が6人も誕生。プロ野球史上初の出来事だった。

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 野手陣もイキのいい若手たちが頭角を現している。不動の遊撃だった坂本勇人(33)が右膝内側側副靱帯損傷のため、5月1日に出場選手登録を抹消。この緊急事態で1軍に昇格したのが高卒2年目・中山礼都(20)だった。当初は二塁を守っていたが、5月8日のヤクルト戦から遊撃を守り、そのままレギュラーに定着している。

 他球団のスコアラーは中山について、こう分析する。

「センスの塊ですね。高卒1年目の昨年も規定打席には到達していないが、ファームで打率3割をマークしています。坂本が高卒2年目で遊撃のレギュラーをつかんだことを考えれば、中山がスタメンで出続けても不思議ではない。坂本の2年目と比較すると守備面は中山の方が上です。球際に強く送球も安定している。打撃もバットコントロールのうまさをみせて徐々に対応できるようになっている。問題は坂本が戻ってきた時の起用法ですよね。二塁は吉川尚輝(27)、三塁は岡本和真(25)で埋まっている。スタメンで使い続けた方が中山は加速度的に成長する。かといって坂本を外すわけにもいかない。首脳陣は悩むんじゃないですかね」

 もう1人の新星が高卒4年目の増田陸(21)だ。出塁すると喜びを爆発させる「元気印」がチームを活気づけている。ドラフト2位で入団した若手の有望株だったが、ファームで目立った結果を残せず昨オフに育成契約に。今年2月の春季キャンプは三軍で迎えたが、持ち味の打力で猛アピールして道を切り開いた。オープン戦で活躍し、開幕前に再び支配下登録。5月5日にプロ入り初の一軍昇格を果たすと、15日の中日戦で代打出場し、柳裕也(28)のカットボールを左中間に運ぶプロ初アーチ。4割を超えるハイアベレージで存在感を示すと、一塁でスタメン起用されるようになる。6月3日のロッテ戦では2回無死三塁の好機で、佐々木朗希(20)の161キロ直球を右中間に運ぶ先制の適時二塁打、翌4日の同戦でも7回1死二、三塁の好機で同点に追いつく中前適時打を放った。

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