「由伸さんは原監督の退任を受け、現役を引退して監督を引き受けた。3年間で結果は出せなかったが、広島は伸び盛りの選手たちがそろい、巨人は世代交代の時期だったことを差し引かなければいけない。指導者経験がなかったため苦悩している様子を見ることが多かったが、このままユニフォームを着ないのはもったいない。他球団のコーチに就任することで得られることも大きいと思いますし、また現場に戻ってきてほしいです」(民放の放送局関係者)

 現在の監督の顔ぶれを見ると、ヤクルト・高津臣吾監督、阪神・矢野監督、西武・辻発彦監督、楽天・石井一久監督、日本ハム・新庄剛志監督と現役時代に名将・野村克也氏の指導を受けた指揮官たちがズラリとそろっていることに気づく。

 その中で、野村氏の愛弟子として「ID野球の申し子」と呼ばれた名捕手・古田敦也氏は現場から離れて15年が経った。ヤクルトの司令塔として一時代を築いた古田氏だったが、選手兼任監督で指揮を振るった06年は3位、07年は最下位に低迷して退任。その後は他球団の監督人事で有力候補として報じられたこともあったが、実現していない。卓越した野球理論は指導する上で大きな糧になるだろう。監督として再登板する時が来るだろうか。下位に低迷している球団は再建に向け、検討の価値は十分にあるだろう。(梅宮昌宗)

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