兄弟・姉妹デビューの場合、同じ事務所だと何かと融通が効くという。
売り出し方や本人への教育も行き届きやすく、ちょっとした不祥事であれば事務所側も「なんとかしてやろう」と尽くしてくれる。
芸能リポーターの石川敏夫さんも、親でも兄弟姉妹でも「七光り」は、上手く使うのがいい、と話す。ただし、次のような「兄弟・姉妹デビューの法則」が不思議とあてはまる場合も少なくない、と分析する。
「妹や弟が先に売れていて、姉や兄がその知名度の波に上手く乗れる場合は、不思議と順調ですね。高島政宏・政伸兄弟や石田ゆり子・ひかり姉妹も弟や妹の方が先に売れた。上のふたりは一見して、弟や妹よりも大人しい印象があった。しかし、誠実に堅実に仕事に取り組み存在感を増しました。高島兄も石田姉もいい仕事しています。兄弟間の感情でいえば、年下の弟や妹から追い上げられる状況は、ある意味、脅迫感に似た焦りも伴います。その半面、弟や妹が先に売れた場合は、兄や姉を助けようという心理が働きますから、素直に協力して兄弟で知名度をあげやすい。バランスがいいのだと思います」
菅田将暉の「七光り」は、弟の菅生新樹を照らすのだろうか。
(AERAdot.編集部・永井貴子)
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