菅田将暉
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 俳優の菅田将暉(29)の弟である菅生新樹(すごう・あらき=22)が、本格的に俳優活動をスタートさせることになった。 

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 自身のInstagramの初投稿では、こう意気込みを語っている。

<この度、本格的に俳優活動を始めることになりました!>

<楽しみながら感謝を忘れずに一生懸命頑張ります>

 この春に、都内の大学を卒業。在学中は、アパレルブランドのモデルやCM出演などの活動をしていたが卒業を機に俳優やモデル業に本腰を入れることになった。

 菅生新樹の本格デビューを取り上げたニュースには、もちろん「菅田将暉の弟」という枕詞がつく。

 兄の菅田将暉といえば、現在放映中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で悲劇の天才・源義経役を見事に演じ、この秋には主演映画も公開される。さらに音楽活動でも存在感を発揮。ネットニュースのコメントには、菅田将暉の弟という「七光り」を享受する立ち位置に、好意的ではないコメントも散見された。

 そうはいっても、大物俳優やミュージシャンを親に持つ2世、兄弟・姉妹に持ち、芸能人ファミリーは珍しくない。

 渡辺謙を父に持つ女優の杏や水谷豊・伊藤蘭を両親に持つ趣里(しゅり)、歌手の藤圭子が母であるミュージシャンの宇多田ヒカルのように、親の知名度に頼らずとも、実力で地位を築きあげた芸能人も確かにいる。

 芸能リポーターの城下尊之さんは、「実力勝負」と意気込む若者は多いが、運よく売れる芸能人はほんのひと握りだと話す。

「たとえ実力があっても、映画やドラマは脚本が個性と合わなければ、酷評されることもあります。そう甘い世界ではない」

 城下さんは、さらにこう続ける。

「2世からさらに、名前の売れた芸能人の兄弟・姉妹であることを売りにしたデビューは、それこそ昭和の時代からそれこそ星の数ほどありました。『〇〇のきょうだい』と枕詞がつけば、新人でもドラマや映画の宣伝になる。売り出す側も本人も、『七光り』との批判を補って余りあるほどメリットがあるということです」

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