7月10日に投開票される参議院議員選挙。お笑い芸人・カンニング竹山さんは盛り上がらない選挙戦というものに、毎回思うことがあるという。TwitterやYouTubeなどに加え、TikTokにメッセージアプリ風のやりとりで投票を促す広告を流したり、各政党もYouTube動画などに力を入れているものの「もっと他にやり方があるのでは?」と首をかしげる。
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選挙は公平性を期するためには仕方ないのですが、公示された途端に、選挙をメディアで扱いづらくなる。参議院選挙に何か言いたいことがある人もメディアでは話せなくなる。報道番組では、公平性を保てばもちろん話せるんですけど、いま若い世代に投票してくださいとか言ってるんだったら、本当はもっと色々なところで選挙の特集をしたほうがいいと思うんですよね。それこそバラエティ番組でも何でもいいんだけど。
もちろん、YouTube使ったりして、ガンガン動画を流しているじゃないですか。他の政党の人もLINE中継で流したりしてるんだけど。インターネットを使っての選挙活動がOKになっても、ネットは活発になるけど、地上波でやっていることは変わらない。そこはズレが出てきているのかなと思う。
選挙を盛り上げて「若い人の一票を」と言ってるけど、若い世代の投票率をもう少しなんとかしたいのだったら他の手を打つべきではないのか? 公平性って、果たして本当に公平なんだろうか? もっとやり方ないのかな? 今回の参院選の後、解散総選挙とならない限り、国政選挙は3年後なわけで、極端に言えば今から3年間を決めるわけですよね。だからこそ、もっともっとみんなで考えたらいいと思うんだけど。
毎回、選挙の度に言ってるんだけど、選挙とメディアの扱いをいい加減変えて欲しいなと思っている。それがないと、選挙がムーブメントにはならない気がしている。
スポンサーさんの問題があるから地上波ではなかなか難しいのはわかるけど、公示期間に選挙特番が組まれて、若いタレントさんがみんなの暮らしを考えたり、どんな意見でもいいから、あーだこーだ言い合うとか。どこの政党を支持するとかの集まりじゃなくて、選挙フェスがやっているくらいのノリでいいと思うんですよね。