梅雨明けした炎天下で演説を聞く人たち(写真はイメージ)
梅雨明けした炎天下で演説を聞く人たち(写真はイメージ)

 若者に選挙に行ってもらうために、地上波の番組では若い世代の意見を言える人を出演させるんですが、若い時から起業していたり、Z世代のカリスマみたいな人だったり、インテリな若者たち。その人たちと同じ世代でも、まだ何にも考えていない子たちも大勢いて、そういう若者には全く響かないと思うんですよね。

 音楽特番で、支持政党とか支持している人を言わなくていいから、歌い終わったらひと言「選挙、行こうぜ!」と必ず言うとか、そういうのもでいいじゃないですか。MCの人も「7月10日は参院選です。選挙に行きましょう。一票で世の中が変わるかもしれないですよ」とか。朝まで選挙バラエティとか、選挙を身近なものにしてもらって、まずは、投票に行くことを促せたらいいのかな。

 YouTubeで各政党がバンバン動画を上げても、そのYouTubeを見る人は結局、その政党に興味があるか、政治に関心がある人でしょ!? 元々YouTubeというものは興味のある人が見るものだし。今大事なことは興味がない人にも届けなければならないということじゃないですか。草の根運動で地道にやるのも大事なのですが、もっともっと何かできないかなと思っているんですよね。

 僕が出演しているラジオ番組「たまむすび」(TBSラジオ)で、何か発言するとスポーツ新聞社のネットニュースが必ずと言っていいほどニュースに上げるけど(笑)、選挙のことになるとネットのニュースもややこしくなるから取り上げない。僕の発言を切り取って毎回取り上げるくらい、選挙のことも取り上げろよ! と思ってしまう。

 選挙はお祭りだっていう空気をもっと作っていかないといけないと思う。ハロウィーンだって、子どもだけでなく若者も参加するイベントに変わっていったわけでしょ。もっとそういう風にならないかなと、毎回選挙の時に思っていますけどね。「じゃぁ、オマエが言えよ」って言われるんですが(笑)、仕事で関わっている方たちにご迷惑がかかることもあるからですよね。でも、僕らみたいなタレントが集まって議論するのはできないですけど、「選挙、行こうぜ!」とは言えます。

暮らしとモノ班 for promotion
大人のリカちゃん遊び「リカ活」が人気!ついにポージング自由自在なモデルも
次のページ
公示されたらテレビがダンマリでいいのか?