水野重均校長は、「系列化することで、大学の知見を借りて学びを深めていきたい」と抱負を語る。

 進学に関しては、29年度からおよそ7割以上が推薦入学によって進学できる教育体制の構築をめざしている。推薦入学試験の制度が整うことで、受験にとらわれない本質的な学び、また長期の海外留学なども期待される。今後の課題は、共学化へ向けた女子教育への理解と、高大連携をより有効にするためのカリキュラム作りだという。

 水野校長は、こう力をこめる。

「講師の先生方だけでなく大学生とも交流し、身近な先輩としてのロールモデルになっていただきたい」

(ライター・柿崎明子)

AERA 2022年7月18-25日合併号より抜粋

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