急転直下で国民に明かされた眞子さまご結婚決定の報。コロナ禍でお姿を見る機会も減り、その心中をうかがい知る機会も少ない天皇、皇后両陛下や愛子さまは、どのように過ごされているのだろうか。ジャーナリスト・友納尚子さんが報告する。
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眞子内親王殿下(29)のご結婚が具体的に大きく動いたのは、今年の4月からだった。
婚約者の小室圭さん(29)が、母親と元婚約者の男性とのいわゆる“金銭トラブル”について、A4判の用紙で計28枚にもおよぶ文書を公表。秋篠宮皇嗣殿下(55)が昨年11月の記者会見で金銭トラブルに関する対応を「見える形になるというのは必要」と述べられたことを受けてのものだった。
天皇、皇后両陛下は一連の動きをどのように捉えられていたのだろうか。
この文書について両陛下は「神武天皇祭皇霊殿の儀」(4月3日)を終えられた翌日に確認されたという。ある宮内庁職員は「眞子さまと小室さんが十分に話し合われてご結婚に向け努力をなさっている姿が文書から見えたことで、(両陛下の)理解につながったのではないか」と語った。
愛子内親王殿下(19)は文書の公表をニュースで知り、眞子さまのご結婚がスムーズにいくことを願われて、部屋にいた猫の頭を撫でながら、そっと話しかけられていたという。
宮内庁記者はこう話す。「以前から30歳までにご結婚をと望まれる眞子さまのお気持ちに添って、宮内庁は儀式を執り行わないにしても皇族方へのご挨拶などの予定を組んできたといいます」
一方の、国民の小室さん文書公表に対する反応は冷ややかだった。このままでは、問題が解決するのに時間がかかるのではとの見方が広がったが、眞子さまのご結婚に関する道筋は水面下で整えられつつあったのだ。
正式な発表時期は当初、東京五輪・パラリンピック閉会後、9月6日の悠仁親王殿下(15)、9月11日の紀子皇嗣妃殿下(54)と続く誕生日を迎えてからとされていたが、「何らかのアドバイスがあって前倒しされ、9月1日の読売新聞のスクープにつながったといわれています」(宮内庁記者)。