「何らかのアドバイス」とはどんなものか。現段階では分からないが、秋篠宮家を支える加地隆治・皇嗣職大夫は3日の会見の中で、「現在関係の皆様で、ご相談されている。しかるべき時期が来ればお知らせする」と、報道は認めたが結婚までの詳細は述べなかったため、従来の予定に変動があるのではという観測もあるという。
秋篠宮さまは、一般の結納にあたる「納采の儀」は家と家をつなぐものだから行わないというお考えを昨年の11月の会見で示し、天皇、皇后両陛下に挨拶をする「朝見の儀」についても同様との見方がされてきた。
「しかし4年前のご婚約会見では、すでに退位の意思を示されていた上皇陛下(87)と幼いころから眞子さまを可愛がってこられた上皇后陛下(86)への『朝見の儀』を行うため、ご婚約の予定を早めたといわれています。当時、公務に出ていた皇太子ご夫妻(両陛下)は、公務先でご婚約の発表があると初めて聞き驚かれたとされるほどです。それだけ『朝見の儀』にこだわられてきた秋篠宮家だけに、行わないとなると、今の天皇、皇后両陛下はお寂しい思いをなさるかもしれません」(元宮内庁関係者)
今後、儀式などの変更の有無が注視されている。
最近の天皇ご一家は、どんなご様子だろうか。
皇嗣職大夫の会見があった3日、両陛下の皇居への移転についての内閣告示が決定した。
両陛下は、夏休み中の愛子さまとともに、現在の赤坂御所から新居となる皇居内の御所にお出かけになっている。
引っ越しは、書物の多さなどから10日間ほどかかるという。その間、両陛下と愛子さまは、皇居内の国事行為などを行う宮殿に仮住まいをすることが発表された。
これまでの皇族方の引っ越しの際は、都内を離れた御用邸で仮住まいをされてきたが、今回はコロナ禍を考慮し、陛下から出された異例の“宮殿滞在案”だったという。
理由は「引っ越しによって、都外で滞在になることで万一にも一行の中から、お供する職員や警備担当も含めて感染者が出るといけないと強く思っておられる。県境をまたぐ移動そのものが、国民に誤ったメッセージになりかねないということを考慮なさった」(侍従次長会見)からだった。