夏場のダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。発売直後から売り切れが続出し、全国で大きな話題を呼んでいる。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。
■太りやすいお酒、太りにくいお酒
居酒屋メニューは、上手に選ぶと糖質摂取量を低く抑えられます。
まず、飲み物ですが、ビール、日本酒、梅酒など甘い果実酒は糖質が多いので、せいぜい1杯に留めましょう。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、ワインがおすすめです。
焼酎を用いたサワーでも、甘い味付けのものは糖質が入っていますので、レモンサワーなどにしましょう。
■太りやすいおつまみ、太りにくいおつまみ
おつまみは、刺身、焼き鳥(タレでなく塩)、枝豆、チーズ、冷や奴や湯豆腐、野菜のおひたし類なら、気にせず食べてOKです。
逆に、注文しないで欲しいのが、フライドポテト、じゃがバター、マカロニサラダ、ポテトサラダ、ピザなどイモや小麦粉を使ったものです。もちろん、焼きうどんやおにぎりも太ります。
和食の煮物も避けたほうがいい料理が多いです。
筑前煮や、切り干しダイコン、ヒジキの煮付けなど、食材自体に問題はなくとも、煮物にはかなりの砂糖が使われています。みりんや料理酒にも糖質が含まれます。
ちなみに「和食は健康食だ」というのは、少なくともダイエットや糖尿病予防にはあてはまりません。白いご飯がダイエットの大敵だということは理解いただけていると思いますが、和食は案外、おかず類にも糖質が多いのです。
鍋はおすすめですが、シメの雑炊はやめましょう。
なお、アルコールだけでなく水もたくさん飲んでください。
それによって、血中アルコール濃度が低くなり悪酔いしないし、血中ブドウ糖濃度も下がり、太りにくくなります。
お酒を飲んで楽しく過ごす時間は、ストレス解消にもってこいですね。
私も夕食時には白ワインを飲んでいます。
ただ、ダイエットにとっての大敵は、酔って気が大きくなってしまうこと。
「まあ、今日だけはいいや。シメのラーメンも食べちゃおう」などということにならないようしてください。
(牧田善二:医学博士)
(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)