娘の力を背負って、力を借りて、ネタをやっているような感覚になったんです。それくらいから、不思議と少しずつ仕事も上向きになってきたような気がします。
今、出してもらっているCMを娘の友だちが「見たよ」と言ってくれているそうで。そんな話を聞くと、何と言うんですかね…。ま、本当にうれしいもんだなと思いますね。
池谷:…そうなると「ナナナナ~」の後に僕が言う「なんだこいつ!」が、すごく言いにくくなりますね(笑)。そんな思いでやってるのを知らなかったので。優しさが求められる今のご時世、僕が悪者になりますもんね。いや、もう、やりにくくてしょうがない!これはね、完全に、聴かなきゃよかったです(笑)。
(文と写真・中西正男)
■ジョイマン
1980年8月18日生まれの高木晋哉と81年2月18日生まれの池谷和志が2003年にコンビ結成。ともに神奈川県出身で中学のバスケットボール部の同期として出会う。08年頃に日本テレビ「エンタの神様」やフジテレビ「爆笑レッドカーペット」などで注目され、一躍ブレーク。その後、ネタ番組の減少とともに仕事量が減り“一発や芸人”にカテゴライズされるようにもなるが、17年にテレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に高木が出演して現状を赤裸々に告白した頃から、自虐ネタも武器に露出を増やしていく。今年に入り「アリエール」「モスバーガー」のWebでのCМに出演する。高木は10年に結婚し、11年に長女が誕生。池谷も20年に結婚した。コンビのYouTubeチャンネル以外にも「よしもと中尾班YouTube劇場」にも出演している。