22歳にして役者としてのキャリアは10年。2021年に主演した映画「ひらいて」では、表の顔は優等生だが内に狂気を秘めた高校生を演じ、確かな演技力を披露した。
昨年は木村拓哉主演の「未来への10カウント」や「新・信長公記」など、6本ものドラマに出演。話題作に名を連ねる機会が増えた。
「これも一つ一つの積み重ねの結果なのかなと思います」
撮影現場では、共演者の姿に自らの目指すべき道を見た。
「『未来~』で共演した満島ひかりさんは監督と密に話して作品をよくしようとしてましたし、『新~』の濱田岳さんは、私では思いつかない台本の読み方と演技で現場を動かしていました。お二人のような『現場を作っていける俳優』に私もなりたいです」
(本誌・唐澤俊介)
※週刊朝日 2023年1月20日号