市村正親(いちむら・まさちか)/ 1949年、埼玉県生まれ。73年、劇団四季「イエス・キリスト=スーパースター」でデビュー。「エクウス」「オペラ座の怪人」などに主演し、90年に退団後も、さまざまな舞台に挑戦。2007年春の紫綬褒章、19年春の旭日小綬章をはじめ、菊田一夫演劇大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。舞台のほかドラマ、映画でも活躍している。7月15日公開の映画「ミニオンズ
市村正親(いちむら・まさちか)/ 1949年、埼玉県生まれ。73年、劇団四季「イエス・キリスト=スーパースター」でデビュー。「エクウス」「オペラ座の怪人」などに主演し、90年に退団後も、さまざまな舞台に挑戦。2007年春の紫綬褒章、19年春の旭日小綬章をはじめ、菊田一夫演劇大賞、読売演劇大賞最優秀男優賞、紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。舞台のほかドラマ、映画でも活躍している。7月15日公開の映画「ミニオンズ フィーバー」では声優を務め、7月24日から舞台「ミス・サイゴン」で主役を演じる。(撮影/写真映像部・高野楓菜)
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 70歳を超えたいまでも、俳優として第一線でご活躍されている市村正親さん。7月から上演される「ミス・サイゴン」では、初演から主役のエンジニア役を務めています。作家の林真理子さんが、市村さんの体形維持の秘訣や今後やりたい役に迫りました。

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林:市村さん、これだけの体形と動きを維持なさるには、毎日いろんなことをやって鍛えてらっしゃるんだろうなって、私みたいな素人は思いますけど。

市村:ありがたいことに、神様が僕に早期発見の胃がんをくれて、胃が半分になったんですよ。前ほどガンガン食べることができなくなったので、それで体形を維持できてるんです。

林:がんをくれてラッキーだなんて、そんなふうに前向きに考えられるってすごいですよ。

市村:そう思うしかないし、そのほうが楽しいし。

林:おうちでもストレッチとかなさってるんですか。

市村:僕はマグマヨガをやってるんです。

林:マグマヨガ?

市村:ホットヨガというのは伝導熱でただ温かいんです。マグマヨガは、下に少し水を出して放射熱で温めてるから、多少湿気があるんです。その中で有酸素運動やったり、ヨガやったり、ピラティスやったり、1時間で汗がどっぷり出るんです。

林:へぇ~、そういうのがあるんですか。

市村:僕、膝もそんなに強くないし、前みたいに開演前にバレエのレッスンに行くなんてことはもうできないんです。だけど、汗はかきたいし、体を温めたいのでマグマヨガをやってるんです。体も温まってるから声も出るし。

林:そうなんですか。いい話を聞きました。

市村:それと、実は今年に入ってからスポーツトレーナーの人とマンツーマンで、ケツ筋とか内転筋とかハムストリングスとかを鍛えていて、そのトレーニングを週に1回やってるんです。

林:「筋肉は裏切らない」って言いますからね。市村さん、舞台のお仕事のオファー、いっぱい来てらっしゃるかと思うんですけど、映像のほうはいかがなんですか。

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