ところが調子が悪くなり、その日のうちに体調が戻ったら、あっという間に体重が元に戻っていた。たしかにふだんよりもトイレに行く回数は多く、それで余分な水分が抜けたのかもしれない。しかしそれが2キロ分もあったとは、とても思えないのであるが謎である。以前の不調も体内に滞った水が問題だったが、今回も同じだった。同じことを繰り返すなんて、いい歳をして本当に馬鹿だと、自分に呆れてしまったが、体重がすっと元に戻ったのはとってもうれしかった。

 水分だけではなく、食べ物も最終的には水分になるとのことで、量には気をつけているが、夏はふだんより御飯を多めに食べるようにしている。同じ炭水化物でも私は御飯じゃないとパワーが出ないし、夏を乗り切れないような気がする。肉を食べると元気が出るという人もいる。私も豚肉を食べると元気になるような気はするが、脂肪や消化の問題もあるので週に2回ほど、50グラムを野菜炒めにまぜて食べるくらいがちょうどいいようだ。

 ふだん食べている御飯は、一度に1合半を土鍋で炊く。火加減などは必要なく、最初に火加減を調節しておけば、15分間の炊きあがりまで放置する。そして20分ほど蒸らせば食べられる。御飯の割合は、まず1合の計量カップにそれぞれ大さじ1杯の5分搗きの押し麦、同量の割れはと麦と、白米を半合分の目盛りまで入れる。そして1合分は5分搗き米である。もちあわ、稗、アマランサスを少量ずついれて、水加減をして炊いている。

 冬はそういうことはないのだが、夏になると、朝食にパンを食べたくなることが多かったので、食パンにチーズとツナをのせていた。何も塗らない全粒粉の食パンに、汁を絞ったツナをのせ、その上にとろけるチーズを1枚のせて、オーブントースターで焼くだけ。バターを塗ればツナの汁もパンに染みないし、もっと風味がよくなると思うけれど、私がバターやマーガリンが苦手なので省いている。これはこれまでによく作ったが、今年の夏は作らなかった。毎食、といっても晩御飯は炭水化物は食べないので、朝と昼のみだが、毎日御飯だった。そうめんは一度だけ。うどんもそばもパスタも麺類全般が好きなのに、この夏は口にしなかった。私は毎食、御飯の量を量って決まった分量を食べているけれど、夏場はその1割増しくらいにしてちょうどいい。あまり減らすとガス欠状態になって、動くのに支障をきたすし、私の感覚のみの話だが、甘い物を食べるよりは、御飯をしっかり食べたほうが、余分な水分が体に滞らないように思う。

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