「子どもはいっぱい失敗して試行錯誤すべき。ギャルやヤンキーの反抗も他人と同じは嫌という自己表現。思春期に反抗心を隠していると、闇を持ったまま大人になる」(撮影/岡田晃奈)
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「子どもはいっぱい失敗して試行錯誤すべき。ギャルやヤンキーの反抗も他人と同じは嫌という自己表現。思春期に反抗心を隠していると、闇を持ったまま大人になる」(撮影/岡田晃奈)

■小林さやか
1988年/名古屋市で生まれる。
94年/名古屋市の市立小学校に入学。
96年/通っていた市立小学校から別の市立小学校に転校し、越境通学する。
2000年/市立小学校を卒業。受験し、名古屋市内の大学まで一貫教育の私立中学に入学。それまでのおとなしい性格が一転、キャラ変に成功。
02年/中学3年で学年ビリを体験。その後も底辺付近をうろつく。たばこの所持が見つかり、約2週間の停学処分に。
03年/私立中学を卒業し、そのまま付属の高校へエスカレーター入学。
04年/市内の個人塾で、当時、塾講師だった坪田信貴と出会う。この出会いをきっかけに、慶應義塾大現役合格を自らの目標に掲げ猛勉強を始める。
06年/1年半で偏差値を約30から約70にまで上げ、慶大総合政策学部(SFC)に入学。下北沢の居酒屋バイトでサービス業の楽しさに目覚める。
10年/慶大卒業。究極のサービス業に就きたいと、大手ウェディング企業に就職。プランナーとして働く。
13年/商社を経て、ウェディングのベンチャー企業に転職。坪田の著作『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)が出版され、100万部を超すベストセラーに。結婚
15年/有村架純主演、土井裕泰監督で、「映画 ビリギャル」が公開され、大きな注目を集める(製作中はスタッフとして参加)。母、ああちゃんと連名の『ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)を執筆、出版。
16年/子育てママ応援イベントや、学生や親向けの講演活動などで全国を駆け回る。
18年/札幌新陽高校で「校長の右目」という肩書で、3月から7月までインターン生として滞在。その傍ら年間100本以上の講演をこなす。生活リズムの変化に伴う互いの価値観とビジョンのすれ違いにより、話し合いの結果、円満離婚。現在は良き友人となっている。
19年/3月28日に、夢をかなえる法則や家族の物語とともに、後輩たちに向けて書いた初の単著『キラッキラの君になるために~ビリギャル真実の物語~』(マガジンハウス)を出版。

■速水由紀子
東京都出身。現代人の意識変化を執筆する。著書に、『悪魔のDNA 園子温』(祥伝社)、『家族卒業』(朝日新聞出版)、『「つながり」という危ない快楽』(筑摩書房)など多数。

※AERA 2019年4月22日号

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