「持続可能な保護活動には資金確保が不可欠。その一環として、企業とネコリパがコラボし、収益の一部を保護猫活動に充てる『HAPPY NECO CYCLE(ハッピーネコサイクル)』を運営しています」(代表・河瀬麻花さん)
2014年の創業直後から注力し、キャットフードメーカーのネスレ ピュリナ ペットケアなど大手企業をはじめ、現在は20社と提携。中には猫とは無縁に思える「和歌山みかん」との協業も。
「『ブランド品種でないので売れないみかんがある』という相談から、みかん→こたつ→猫……と連想。段ボール製の猫用コタツ(電気製品ではない)をオマケでつけたところ、SNSから火がついて、累計6千箱(約3千万円)を売り上げる人気商品に。売り上げの2%が保護活動に充てられますし、地域の活性化にもなっています」(提携企業、nakatx専務取締役・中田直希さん)
これぞSDGs。人と猫が共に幸せになれる道を多くの企業が模索し続けている。
※週刊朝日 2022年12月23日号(2023猫カレンダー付き)