肖像権問題はその微妙な性格から多くの誤解を生み、スナップ撮影の委縮モードをもたらしています。10月20日発売の「アサヒカメラ2018年11月号」では、スナップの「撮影」と「発表」のシーンで注意すべき点をピックアップ。「いまさら聞けないスナップ撮影・写真発表の落とし穴」と題して、肖像権、著作権、プライバシー権、盗撮、施設管理権など、トラブルを招きやすいポイントを弁護士が徹底解説します。
■人気連載『写真好きのための法律&マナー SEASON 2』
スナップ撮影をする際に、気になるのが肖像権問題やプライバシー権、盗撮の問題。今回は「いまさら聞けない スナップ撮影&作品発表の落とし穴」と題して、撮影場所を決めるところから作品をSNSや写真展などで発表するまでのワークフローに沿って注意すべきポイントを解説しています。監修はみずほ中央法律事務所の代表弁護士・三平聡史さんです。とりわけ肖像権については誤解が多く、誤った知識が飛び交っています。この機会に肖像権問題を学び直してみるのはいかがでしょうか。
■第一特集「スナップ写真は人生だ!」
86ページに及ぶ大ボリュームのスナップ特集です。表紙と巻頭グラビアを飾るのは森山大道さん。そしてハービー・山口さん、大西みつぐさん、中藤毅彦さんの鼎談が続きます。写真家としてだけでなく、写真コンテストの審査員を多く務める立場から、「スナップ写真とは何なのか」を、過去の名作やアマチュアの写真作品を見ながら、熱くトークを交わしています。作品づくりの貴重なアドバイスもたっぷりです。さらに今号はテーマ別のスナップの実践講座を実施。「家族の日常」を須田一政さん、「通勤風景」を大西正さん、「転勤先の地方」を中村邦夫さん、「夜の街」を星玄人さん、「仕事仲間」を梁丞佑さん、「海外」を山内道雄さんとHARUKIさんらが、レンズの向こう側の世界をどう描くかについて、作品解説をしています。
■第二特集「秋の新製品&実写続報」
全36ページの渾身特集です。冒頭は、“パナソニック×ライカ×シグマのフルサイズミラーレス同盟”など、大きな発表が相次いだドイツのカメラ見本市「フォトキナ2018」の現地リポートをたっぷりと。新製品の実写&解剖企画も目白押しです。開発発表があったパナソニックのフルサイズ判ミラーレス機「LUMIX S1R/S1」の解説、レンジファインダー風の中判ミラーレスが魅力的な「富士フイルムGFX 50R」の実写、話題の「ニコンZ7」の望遠&広角レンズによる実力診断、「キヤノンEOS R」と新レンズの徹底実写……。
もちろん、新製品のレビューばかりではありません。特集のシメは赤城耕一さんの寄稿「フルサイズミラーレス機の必要性とその意義を問え」。各社が相次いで出したハイスペックの機材がわれわれの写真生活にどれほどのインパクトを与えるのか、はたして本当に必要な機能なのかどうかを真剣に考えさせてくれる内容です。
■アサヒカメラ 2018年11月号
定価:900円
発売日:2018年10月20日
https://www.amazon.co.jp/dp/B07H5VVLWZ/