(※写真はイメージ)
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 最近ツイッターで、「若い女の子を口説こうとするおじさんのようなLINEのやり取り」投稿が、ちょっとしたトレンドになっている。面白おかしくネタとされつつも、「おじさんを一括りにして迫害するのはかわいそうだ」という声も聞かれる。しかし一方で、日本社会で権力を握るのは多くの場合、中年男性であり、中には繰り返されるセクハラ訴訟のように、権力を笠に執拗なセクハラを迫る中年男性がいるのも事実。今回は、「同じおじさんから見ても、どうかと思うおじさん」についての事例をいくつかご紹介したい。(取材・文/藤井宏美)

●若い女性の間で流行る 「おじさんLINEごっこ」

「おじさんは○○ちゃんのこといつも考えてるヨ!」

「今日は機嫌悪いのカナ?良ければご馳走するよ~(笑顔マーク×2)」

 ツイッターでちょっとしたトレンドになっているのが「おじさんLINEごっこ」だ。おじさんが若い女性に送る特有の文面を、どれだけ模すことができるかを競い合っている。LINE上のおじさんメッセージは、とても滑稽に映る。

 背景には、「若い女性と気軽に遊べると思っているおじさんウザい」という意識があるのだろう。

 こうやってLINEがネタにされる程度のおじさんならまだいい。先日報じられた、新日鉄住金ソリューションズのセクハラ訴訟では、既婚の40代男性管理職が契約社員の20代女性に対して「恋は始まってるね!」「僕に触られて嫌じゃなかった?」などと執拗にメールを送り付け、体の関係を持とうと迫ったことが明らかになった。

 会見で明らかにされたメールや要求はあまりにも一方的であり、ツイッター上では、「絵に描いたような地獄のおじさん」「これはひどい」「気持ち悪い」といった反応であふれた。

「おじさんごっこ」のような“おじさんいじり”は気の毒という見方もある一方で、日本の社会、企業の中で権力を持つのは多くの場合おじさんであり、ときにはその権力を振りかざし、セクハラやパワハラを行ってしまうおじさんもいる。普通に生きるおじさんの肩身を狭くさせる存在である。

 そこで今回は、「おじさんから見ても、それはどうかと思うおじさん」について、おじさんたちに話を聞いてみた。おじさんたちの悲痛な声に耳を傾けてみよう。
 

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まずは「性欲むき出しおじさん」