敗れたことで最下位転落となったアルビレックス新潟は、相次ぐ主力の流出と、それを補う選手補強によって出場メンバーの入れ替わりはあったが、結果は「変われなかった」チームだ。その中断明けのC大阪戦、前半2分に堀米悠斗が先制点を奪う絶好のスタートを切りながら、前半13分に同点に追い付かれると、以降は相手に圧倒される時間が続いて1-3。計25本のシュート(新潟は7本)を浴びた。唯一の希望は、この日がデビュー戦となった新外国人FWブーダだろう。身長186センチのスウェーデン人FWは、ピッチを幅広く動き回りながら前線でボールを収めて能力の高さを示した。周囲との連携が深まれば、J1残留への救世主になれる可能性を感じたが、果たしてどうなるか。
ここに言及しなかったチームも、この3週間の中断期間で少なからずの変化があった。中断明け初戦ではまだ結果が伴わなかったチームもあるが、それらのチームは次戦に期待したい。リーグ戦は残り13試合。変われるチャンスは、今しかない。
(文・三和直樹)
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