
誇れる日本を取り戻してくれそう
その小泉氏を大きく引き離したのが、2位(447票)にランクインした自民党の高市早苗・前経済安全保障担当相だ。初の女性首相への期待もさることながら、故・安倍晋三元首相の後継者として“保守のスター”を待望する声が多く目についた。
「安倍さんの遺志を継げる人!」(60代/女性)
「日本の文化や伝統を守ってくれ、誇れる日本を取り戻してくれそうだから」(70代以上/男性)
「岸田と石破で離れた保守層を再び自民党に戻せるから」(60代/男性)
7月の参院選で、「日本人ファースト」をスローガンに反グローバリズムや愛国心の醸成を訴えた参政党が躍進したことも、高市氏には追い風となっているだろう。ハト派で知られる宏池会の岸田文雄前首相や、保守リベラルの立場をとる石破首相に、一部の自民党支持者が物足りなさを感じていることは、「今の自民党は、左寄りすぎる」(60代/女性)というコメントに如実に表れている。
5位に入った国民民主党の玉木代表が“打倒財務省”を期待されていることは前述したが、それと同じ現象が高市氏支持層にも見受けられ、
「財務省が嫌がる積極財政派だから」(60代/男性)
「積極財政で日本を立て直してほしい」(60代/男性)
といった声が散見された。高市氏は今年5月、石破首相が消費税減税に後ろ向きであることを受けて「かなりがっかりしている」と発言した。減税実現のために財務省にも物言える政治家として、高市氏を推す人が一定数いるようだ。