「YouTubeとかを頻繁に見る人たちは特に、穏やかな説よりも、神谷氏が話すようなある種、過激な主張を求めてしまっているのかもしれないですね」と話し、こう続けた。「神谷氏がよく言っていた『日本をなめるな』という言葉はキャッチャーではある。それに石破茂首相も流されたのには驚きましたね。トランプ関税について、『なめられてたまるか』という発言をされていた。石破首相ですら潜在意識にこの言葉が刷り込まれたのかなぁと」
見守らなければならないのはこれからだと辛酸なめ子さんはいう。
「議席が増えたということは、漠然とした不安を抱いている人が多かったということだと思います。日本人が外国人より優遇されていないのではないかとか、食が安全じゃないのだろうかとか。参政党が主張する日本人としての誇りを取り戻したり、日本を豊かにしたりとかはいいと思うのですが、『創憲』も施策にし、その憲法の草案をよく読むと、思想・良心の自由、表現の自由という項目がなかったり……。本当に考えているとしたら怖いと思いますね。そういう点から、精査じゃないですが、これからもチェックしたほうがいいですね」
いずれにしても、参政党への注目はしばらく続きそうだ。
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