第7位「飾りじゃないのよ涙は」

「飾りじゃないのよ涙は」(ファン私物 撮影/中村隆太郎)
「飾りじゃないのよ涙は」(ファン私物 撮影/中村隆太郎)

 第7位の「飾りじゃないのよ涙は」は、6位の「十戒(1984)」とたった1票差。言わずと知れた井上陽水の楽曲で、陽水自身が歌う曲としても有名だが、明菜にしか歌いこなせないという声が多い。

「今、この歌を歌いこなす歌手はいないから」(60代・女性)

「井上陽水の名曲を、爆発的な歌唱力で昇華させた、素晴らしい一曲です」(60代・男性)

「伸びやかな歌声は、この歌の良さを引き出す最高のスパイスだと思います」(50代・女性)

「井上陽水さんの曲を歌いこなせる歌唱力と、明菜ちゃんの魅力が詰まっていると思う。ラフな感じで歌う姿が可愛くて、カッコよく見えました」(50代・女性)

 この曲を歌いこなせる中森明菜は、ただのアイドルではなくアーティストだと感じさせる名曲だ。

「アイドルではなくアーティストだと思えました。視線、ダンス、男性的な一面もあるのに美しさもある、とにかく聞いて見て楽しめる一曲です」(50代・女性)

「それまでバラードとツッパリ(ロック)を繰り返してきた明菜に、天才井上陽水が書き下ろした名曲。少女から大人、アイドルからアーティストへの転換になって行く序曲のような作品です。出来れば後半加工してあるシングル盤より、アルバム『ビター&スウィート』版がお勧めですね」(60代・男性)

 明菜の歌の中でも「カッコいい」という言葉が当てはまる曲でもある。それは、いま聞いてもサビていない。

「明菜さんの曲の中で一番。今の時代でもかっこいいと思っている」(50代・男性)

第6位 サザン・ウインド

「サザン・ウインド」(ファン私物 撮影/中村隆太郎)
「サザン・ウインド」(ファン私物 撮影/中村隆太郎)

 第6位は「サザン・ウインド」。明菜の“夏”の代表曲で、「夏になるといつも歌います! 玉置浩二さん作曲とは思えない軽やかなアップテンポで、一度聴いたら口ずさみたくなる曲。若い方にお勧めするならこの曲です」(40代・女性)というように夏になると、“思い出す”“口ずさむ”などの声が多かった。

「今でも口ずさめる曲ばかりですが、最近なぜか頭にこの曲が流れてます」(50代・女性)

「明菜さんを代表する夏歌であり、歌詞、リズムなどすべて完璧」(10代・男性)

「夏を感じさせるイントロが最高! 涼しげで爽やかな風が吹き抜けてきそう」(50代・女性)

「もともと楽曲や衣装も異国情緒漂うものが明菜ちゃんのイメージなのですが、『サザン・ウィンド』もイントロから夏!海外の海!をイメージさせたインパクトある楽曲になっています。振りもわかりやすいので、少し大人になってきた明菜ちゃんにぴったり。『北ウィング』とはまた違った良さがある、とにかく一推し曲です」(50代・女性)

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