
7日放送の新・月9ドラマ「明日はもっと、いい日になる」は、この夏一番のハート売るヒューマンドラマとして話題だ。夏井翼(福原遥)は、ある日突然、海辺の児童相談所への出向を命じられることから物語は始まる。主演の福原遥にまつわる過去の人気記事を振り返る(「AERA DIGITAL」に2025年6月7日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。
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7月期の月9ドラマ「明日はもっと、いい日になる」(フジテレビ系)で、主演を務めることが発表された女優の福原遥(26)。本作は児童相談所を舞台にしたヒューマンドラマで、福原は警察官で、強行犯係の刑事から児童相談所へ出向を命じられ、新人児童福祉司として働くことになった主人公を演じる。福原にとっては、月9ドラマ初出演&初主演となる。
「現在放送されている大河ドラマ『べらぼう』では、“第2のヒロイン”として主人公を慕う花魁役で出演し、注目を集めています。同じく花魁役で反響を呼んだ小芝風花がドラマから事実上退場したのと入れ替わるように登場し、したたかで小悪魔的な色気を放ちつつ、風格も備えている花魁役を好演。小芝に負けず劣らずの存在感を放っています。福原といえば、今でも10歳のときに出演し、ブレークしたEテレのキャラクター『まいんちゃん』のイメージを持つ人も少なくないと思いますが、それが今や花魁役ですからギャップも魅力的です。近年は朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインを皮切りに、数々のドラマで活躍が続いています」(テレビ情報誌の編集者)
福原は1998年生まれで、広瀬すずや橋本環奈らと同学年。売れっ子女優が勢ぞろいしている黄金世代だ。これまでは広瀬や橋本と比べてインパクトが弱く、女優としては一歩出遅れていた印象もあったが、今後はそんな黄金世代の中心になっていくかもしれない。
「穏やかで爽やかな雰囲気がある福原ですが、最近はそのイメージとは異なるキャラも演じています。昨年9月にABEMAで配信されたドラマ『透明なわたしたち』では、凶悪事件の真相を追う記者役で主演を務め、正義感の裏には承認欲求を満たす目的もあるという複雑な心理がある女性を演じました。また、昨年7月期の主演ドラマ『マル秘の密子さん』では、成功のためにはどんな手も使う謎のトータルコーディネーターという役で、冷酷なところもあるダークヒロインを演じていました。朝ドラ以降は新境地も開拓していますが、一方でこれといった当たり作がないという印象もあり、そこが爆発的な人気につながらない要因なのかもしれません」(同)