
そして、影島(ヨンド)にある「アルテミュージアム釜山」へ。ここは、光と音で創り出される没入型のデジタルアートミュージアム。足を踏み入れた瞬間から、光のシャワーに包まれ、まるで異世界に迷い込んだかのよう。森や波、花々など、様々なテーマのアートが次々と展開され、五感が刺激される体験に時間を忘れそうになる。日本でも人気のデジタルアートだが、思っていた以上の圧倒的なスケールと美しさ、演出のこだわりに、ただただ感動するばかりだった。
アートの世界に浸った後は、すぐ近くにあるオーシャンビュー大型カフェ「P.ARK(ピーアーク)」で開放的なテラス席に陣取り、釜山の海の絶景を堪能。「VISIT BUSAN PASS」(45,000ウォン~)を利用して、スムーズに入場でき、カフェも利用できた。このパスは、釜山旅行にはかなり便利なアイテム。滞在するなら入手はマストだ。

釜山の夜は、エネルギッシュなグルメ体験が待っていた。 夕食は、釜山絶品グルメ30選に選ばれた、水営(スヨン)区の「ケミチプ」で、名物「ナッコプセ」をいただく。ナッコプセとは、手長ダコ(ナクチ)、牛のホルモン(コプチャン)、エビ(セウ)を特製のタレ(ヤンニョム)で炒め煮にした釜山を代表する鍋料理。新大久保にも上陸しはじめた、ネクストブレイクの注目のグルメだ。ピリ辛以上の辛さだったが、海の幸とホルモンの旨味が口の中にじゅわ~っと広がって美味。シメのラーメンがまた絶品。3階建てのビルを丸ごと使った店内は、地元客で常に満席、大賑わいだった.

食後は、釜山の夜景を堪能する港から出発するヨットツアーへ。複合施設ザ・ベイ101からヨットに乗って海へと繰り出すと、目の前には煌めく釜山の高層ビル群が!ライトアップされた巨大な広安大橋(クァンアンテギョ)の下をくぐり抜ける瞬間に、思わず歓声があがったのもつかの間、今回の旅のクライマックス、 ドローンショーがスタート。音楽に合わせて、夜空に無数のドローンが舞い上がり、蝶やバンビなど様々な形や文字を描き出す。