
怖さを感じないセ・リーグ打線
今年の交流戦についてパ・リーグOBはこう語っていた。
「セ・リーグは打線が小粒なチームが多いですよね。巨人はその典型です。主砲の岡本和真が故障で長期離脱している事情がありますが、チャンスメーカーの吉川尚輝を4番で起用している時点で苦しい。機動力で相手を揺さぶる野球をするかというとそうでもない。パ・リーグ球団からすれば対戦していて怖さを感じなかったと思います」
巨人は交流戦で6勝11敗1分と大きく負け越した。ただし、セ・リーグ球団すべてが貯金を作れなかったため、リーグでは首位阪神とゲーム差4.5の4位で踏みとどまっている。
「人気のセ、実力のパ」と言われ続けて久しい。セ・リーグの各球団は交流戦で苦戦した原因をどう感じるか。来季以降の戦いで奮起することを期待したい。
(今川秀悟)
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