
「勧めたいパビリオンが多いが、敢えて言えば『アオと夜の虹のパレード』です。全体的に言うと、どの建物も魅力的で、特に夜の照明や建物へのプロジェクションマッピングが素晴らしい。1970年の万博では、入場を含め全ての主要パビリオンが行列で入れなかった。今回は予約方式や自由方式の混合なので、目的を決めると問題は無かった。全体的に展示型(見本市)よりも体験型になっていたので素晴らしいです」(近畿地方、70代、男性)
「遠い」「混雑」行かない理由は
大阪万博に行っていない方のなかでも、「行く予定がある」は23.9%。「予定はないが、行くつもり」は11.8%。そして、「行かない、行くつもりはない」は41.1%でした。
大阪万博に「行かない」理由として最も多かったのが「大阪の会場までが遠い、お金がかかる」の40.8%、そして「来場者で混雑している」が36.7%でした。
さらに「開催に反対、趣旨に共感できない」(33.3%)、「チケットの料金が高い」(33.1%)、「チケットやパビリオンの予約が難しい」(31.8%)などが続きました。
開催にかかった多額の予算、暑さ対策、観覧予約の難しさなど、さまざまな課題が相次いできた大阪万博には、厳しい視線も向けられています。アンケートに寄せられたコメントの一部を紹介します。
「どこに見どころがあるのか一切伝わって来ないし、基本的に関西だけのものという感じがする。東京ではほとんど話題になっているとは思えない。万博の展示内容自体は、実際に見もしないものを批判したりする気はないが、これからの暑さの中の人混みに高価な宿泊費や快適とは思えぬ移動にわざわざ割く時間や気力はないと思える。大量の税金が投じられているのだから、失敗を願うような倒錯した思いはないので、やる以上は成功してほしいが、自分には縁のないものとしか考えられない」(関東地方、50代、男性)