8日午後4時半、「マリンガ文化体育協会」に赤いレースのドレスの装いの佳子さまが到着され、日本とブラジルの国旗を手にしたマリンガ加古川外国語センター日本語コースに通う60人の子どもたちが歓迎。日本とブラジルの外交樹立130周年記念として、ブラジル国花の白イペーの苗木を植樹された。

スヤスヤ動画が拡散されるハプニング

 翌日9日の午前中には、パラナ州ローランジア市にある「パラナ日本移民センター」を訪問し、開拓先没者慰霊碑献花と「移民資料館」視察をされた。

 午後には、パラナ州ロンドリーナ市にある「ロンドリーナ文化体育協会」を訪問された。ここでは、野外にも関わらず、500人以上の現地の人たちが佳子さまを歓迎。来場する佳子さまに「ボニータ!」(ポルトガル語で「かわいい」「美しい」)という声が飛び交ったそう。佳子さまは、桜の木の記念植樹をされた。そして、カンポグランデに移動し、日系社会歓迎行事に出席されたり、「ビスコンデ・デ・カエル学校」を訪問された。

 カンピーナスからカンボグランデへの移動の国内線機内と思われる、佳子さまの“スヤスヤ動画”がXで拡散された。エコノミークラスの窓側の座席に座られている佳子さまがコクリコクリと寝落ちされる姿だ。無断での撮影には疑問の声があがるが、これだけの過密スケジュール、さらに広い国土で移動の時間も長く、そもそも日本とブラジルとでは時差もある。移動中に眠られるのも当然のことだろう。

首都・ブラジリアではルーラ大統領と

 10日からは首都・ブラジリアに入られた。11日には、佳子さまは淡い水色の振袖をお召しになりった佳子さまは、ブラジル連邦議会に到着し、モッタ下院議長らとにこやかに挨拶を交わされた。、ブラジル政府が主催する日本とブラジル外交関係樹立130周年の記念式典に参加。

 議場では、佳子さまがあいさつされた。

「日本とブラジルの人々が、これからも交流をすすめ、寄り添いあう未来を思い描いております。大切な友人、アミーゴとして」

 式典後、午餐会に出席し、ポルトガル語で「乾杯」の発声をされた。その後、ブラジリアにある大統領府を訪ね、ルーラ大統領と懇談。ルーラ大統領は、3月25日に国賓として日本を訪れたばかり。佳子さまとの懇談の中で、ルーラ大統領は、「天皇陛下は、非常に親切な方でした。とても愛情深く私たちをよく受け入れてくれました」話したという。

外務省で行われたブラジル政府主催の午餐(ごさん)会で、「サルージ!」とポルトガル語で乾杯の発声をする秋篠宮家の次女佳子さま。右はブラジルのビエイラ外相=2025年6月11日 ブラジル・ブラジリア
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